お互いを知り、認め合い、共に生きる世界を実現したい。
- 修了生インタビュー
~TFJ職員インタビュー vol.1_金澤克宏(37)_広報~
TFJ職員の「想い」に触れる本企画「TFJ職員インタビュー」。第1回目の今回は、フェロー第3期生でTFJのアラムナイでもある金澤克宏さんです。金澤さんは、フェローシップ・プログラム修了後に1年間教員を続け、一人一人が違うことを前提にして子どもたちと関わる教員を目指すために、オランダに2年間移住していました。そんな金澤さんが、なぜTFJに入職したのか?また、仕事を通して感じているやりがいとは?コンパクトな内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください!
Teach For Japanに入職した理由を教えてください。
フェローシップ・プログラム修了後に、オランダに移住して日本とオランダの教育課題を考える機会があったのですが、そのときにどちらの国にも共通した課題である「教員不足」の実情を知ったことがキッカケです。その当時、教員不足は、教員自身のあり方だけでなく、子どもたちの学ぶ機会の保障や学びの質を高める上で、ネガティブな影響があるとはっきり感じました。
帰国のタイミングで、改めてTFJのフェローシップ・プログラムを一人の参加者視点ではなく、仕組みそのものとして考えた時に、教員不足を解決していく具体的で有効なアプローチだと思いました。さらに、「すべての子どもが、素晴らしい教育を受けることができる世界の実現」というビジョンに共感して参画した想いあるフェローと共に、変化を恐れずより良い教育に向かって学び合い・刺激し合うことができると感じました。
「教室から世界を変える」というスローガンの通り、TFJの取り組みは、これからの時代の教育のあり方を創っていく希望であり未来だと思い入職を決めました。
仕事をしていて心が動いた瞬間、やりがいを教えてください。
教育をもっと良くしたいと考える人の真剣な想いに触れたときに心が動きます。
具体的に2つの瞬間をお伝えしたいと思います。
1つは、福岡県教育委員会様と共催イベントを実施したときのことです。ご登壇してくださった福岡県教育庁の深瀬教育監が、イベント当日に向けて想いを共有してくださった際に「生身の一人の人間として向き合っていく」とおっしゃられていました。その言葉通り、イベント当日はご自身の体験からの学びや考えを真摯に伝え、100件以上寄せられた質問にもすべて答えたいと最後まで話されたいました。ご自身のあり方が、これから教師になる方、ひいては子どもたちにプラスの影響を与えることにつながるという強い想いを感じ、心の中が熱くなったことをいまでも鮮明に覚えています。
また、2023年3月末に実施したフェローの修了式・壮行会でのフェローの全体発表にも心が動きました。全体発表をしてくれた6名全員の言葉の中に、心に刺さるメッセージがありました。当日の様子は、動画になってご視聴いただけますので、気になる方は下記リンクからご覧になってみてください!
【イベントレポート】9期生修了式&10期生2年目に向けて&11期生壮行会
今後実現したい世界、抱負を教えてください。
TFJのビジョンを実現していきたいです。私自身の言葉で実現したい世界を表現するのであれば、「優劣や他者との比較ではなく、お互いを知り、認め合い、共に生きる世界」を実現したいと思っています。
そのためには、TFJのビジョンや活動を知っていただき、共感していただき、教育に関わる同志になっていただく。そこに覚悟をもって行動し続けていきたいです。
2023年の具体的な取り組みとしては、アニュアル・ギャザリングや教師の日の企画・運営を通して、TFJを知っていただき、共感していただくための、リアルなTFJの熱量を感じてもらえるような場を創り出したいと思っています。そして、TFJのステークホルダーがそれぞれアクションしていくことが、「すべての子どもが、素晴らしい教育を受けることができる世界の実現」につながると信じています。
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