ALUMNI INTERVIEW DAY1 風間亮さん~学習塾起業~
- 修了生インタビュー
フェロー後、どのようなキャリアを歩んでいる人がいるの?これまで、どのような経歴の人達が参加してきたの?フェロー経験って、その後のキャリアにどのような影響を与えているの?そんな疑問にお応えするべく、Teach For Japan(TFJ)のフェローシップ・プログラム(2年間教師として公立小中学校に赴任するプログラム)を修了した方をゲストにお迎えし、イベントを開催しました!
【ゲストプロフィール】
▼DAY1 風間亮さん
慶應義塾大学理工学部卒業後、NTTコミュニケーションズ株式会社クラウドサービス部を経て、認定NPO法人Teach For Japanを経て、福岡県田川郡の公立中学校に英語科教員として勤める。その後、2019年5月に地元・東京都江戸川区で「主体的な進路選択の実現」をビジョンに株式会社Bee/学習塾C.schoolを創業。
インタビュー記事:
https://teachforjapan.org/entry/interview/2020/10/09/alumni-impact-1/
民間企業とフェローを経て、学習塾C.schoolを創業
▼YouTubeにて動画でご視聴いただけます!!
大学生時代から振り返ってお話を伺いました。今では学習塾を起業されている風間さんですが、大学一年生の頃には何をしたいのか分からずに悩んだ時期もあったのだとか。そんな時、大学生協で1冊の本と出会ったことをきっかけに留学に挑戦し、加えて良き先輩に出会えたことからどんどん自分の世界が広がっていったのだそうです。そんな中で、教師という仕事にも興味を持たれました。
その後、新卒で大手IT企業に入社して日々の業務をやり抜きながら、先を見据えて教員免許の勉強を続けられました。しかし、仕事の忙しさから休日などでしか勉強時間を確保できず、最終的には教育免許は諦めたのだそう。その当時の計画では、2年で教員免許を取得し、その後、社会人10年目くらいに教員になる予定だったんだとか。そんな時にTFJに出会い、教員免許がなくても挑戦できることや、修了生が様々なところで活躍されていることなどに魅力的を感じて応募されました。
赴任先は中学校で、副担任。最初は良かったのですが、2学期頃からご自身の知識・経験不足に悩み始めました。その理由は2つで、1つ目は生徒が楽しめる授業をと考えて実施していたのですが、クラス内で学力差が生まれてきていたこと。2つ目は生徒指導に臨む姿勢で、生徒を思って厳しく接することが上手くできなかったことだったそうです。
そこで、ロールモデルとなる先生の授業を見に行ったり、尊敬する担任や学年主任の先生方に相談したりすることで解決されました。加えて、TFJの研修や同期からの学びのほか、2年という赴任期間で成果を残したいという強い思いも大きな原動力となったそうです。その甲斐あって、1年目の3学期くらいからは授業中の空気も変化し、自身も楽しんで教師という仕事を全うできたそうです。
また、学生時代の経験から進路選択の重要性を感じており、ご自身の知り合いの社会人を授業に招くほか、進路選択をサポートする際には「世界が広がる・考える・一緒に徹底的に向き合ってくれる人がいる」の3セットを大切にされました。フェロー後は民間企業を経て学習塾を創業していらっしゃいますが、創業時にはTFJの同期にも相談にのってもらったのだとか。TFJを通して互いの人生やビジョンについて話せる仲間を持てたこと、学校現場で具体的な経験が積めたことにとても感謝されていました。
今後も変わらないのは、学習塾の中高生の生徒に対する進路選択のサポートにおいて、生徒それぞれの「こうありたい」を支援し続けることで、そういう瞬間を増やしていきたい、広げていきたいと考えていらっしゃいます。そのためにも、来年からは、事業を大きくするためにも経営について深く学ぼうと決意され、一橋大学経営大学院に通われるそうです。ビジョンのために将来を見据えて行動しながら、目の前の子ども達のために具体的に取り組まれている姿が印象的でした。
参加者の皆さんの感想
参加していただいた方からのアンケートも一部ご紹介させていただきます。
それぞれの方の経緯やビジョン、そしてそのビジョン実現のための取り組みを聞ける機会があるのは大変貴重だと思います。
自分も、逃げずに挑戦し続けようと思えました。
風間さんが、どんな想いでフェローになられたのか、そこからどんな想いが育まれて塾の経営をされたのか、実際のご経験も含めてお話いただけたので、とても心に響きました。また、教育への関わり方が色々あると視野が広がりました。
参加者の皆さん、そしてゲストの風間さん、ありがとうございました!
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