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学生時代から温めていた教員への想い。キャリアコンサルタントを経て、40代で遂に学校現場へ

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こちらから全編を動画でもご視聴可能です!

社会人で教員採用試験に挑戦。その後、大学等でキャリアコンサルタントとして活躍

まずは、直近のキャリアについて教えてください。

直近のキャリアとして、美術大学で学生と接してきました。美術大学と言うだけあって、学生さんはみな、やりたいことや好きなことが明確で、それに向かって頑張っていたのですが、いざ、社会に出るとなるとどうすればいいのか分からず、悩む姿をたくさん見てきました。

そんな彼らを、キャリアコンサルタントとして支援することにはやりがいを感じていたのですが、その一方で、私自身の今後のキャリアも考えながら仕事をしていました。ただ、キャリア教育に関わることは、自分の中では切っても切り離せない大切な軸だと感じていました。

また、それと同時に、教員になるという思いを捨てきれずにいました。大学に進学した時から中学校の社会科の先生になることを目指していましたから、社会人になっても教員採用試験を受け続けました。ただ、残念ながら当時は競争倍率がとても高くて、3回連続で落ちてしまったんです。

フェローは一番やりたかったこと。周りからの「これしかないじゃん」が決め手に

フェローに応募した理由、決め手について教えてください。

フェローに応募したのは、美大でのキャリアがちょうど10年経ち、自分の中でも一区切りついたからでした。キャリアデザインに関する授業の構築を担当していたのですが、それも2回転くらいしていて、やり切った感があったんです。次のキャリアをどうしようか考えた時に、フリーランスでキャリアコンサルタントをしながら畑仕事でものんびりやろうかなと思っていました(笑)

そんな時に、facebookでTFJの広告を見つけたんです。最初は驚きと疑いの目もあって、何度も何度もその広告とTFJのホームページを読み返しました(笑)その後、説明会に参加したのですが、良い面しか見えてこなくて。本当かな?と逆に不安になったので、個別相談では、自身の年齢が40代であること、赴任先がどのように決まるのか不安であること、お給料のことなど、本当にいろいろ質問しました。職員の方が明るくざっくばらんに話してくれたので、そこで背中を押していただきましたね。

また、一番大きな決め手になったのは、迷っていた時に周りの友人に言われた「ずっとやりたがってた事じゃん。やるしかないじゃん。これしかないじゃん」という言葉でしたね。とりあえず応募してみようと思い、仕事の合間に提出物を準備していたのですが、これが本当に楽しくて。やっぱり、私のこれまでの人生の中でやり残したことは、教員をすることだったんだと思いました。加えて、選考中に出会った同期の皆さんも素敵で、一緒に学びたいと思いましたね。

脳神経科学など最先端の学びも。学校現場で生かせそうなことを沢山みつけた

赴任前研修では、どのような学びがありましたか。

約8か月間、毎週オンラインで研修がありました。最初に研修日程を聞いた時には、こんなにたくさん参加できるのかな?と不安に思いましたが、全く問題ありませんでした。毎回の研修内容がすっごく充実していたからだと思います。また、月一の集合研修では、同期たちと直接会って模擬授業などができて嬉しかったです。

また、研修と言っても一方的ではなく、感覚的には対話が50%くらいありました。そのため、自分の考えを同期に伝える中で頭の中が整理されたり、自分にはない同期の考えを知れたりして充実していました。このほか、脳神経科学など最先端の教育に関する学びがあったことも印象的です。

私は、これまでキャリアコンサルタントとして活動してきたので、コーチングやNLP(Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)の略称)などは土台があったのですが、新しく脳神経科学を学んだことで、自分が学びをより科学的に深めることが出来るようになったと感じています。学校現場で同僚の先生方や保護者の皆さんに何かを伝える際に、とても生かせる力だと感じています。

教員像が覆った。一方的に教えるのではなく、対話の中でどうアプローチするのか 

加えて、学習科学に関する学びは目からうろこなことばかりで、自分が今まで勝手に思い込んでいた、教員という概念を覆されました。簡単にまとめると、一方的に子ども達に教えるのではなく、子ども達自身がどのように問いを見つけ出し、子ども達同士の対話の中でどのように学びを深めていくのかという研究について学びました。

私たちが持っている教員像というのは、上手に物事を教える人というものだと思います。ただ、これから先の見えない時代を生きていく子ども達に対しては、そのような教育は通用しないということがよく分かったんです。

子ども達が問いの立て方や対話の方法について学ぶためにも、教員側はどのように子ども達へアプローチしていくのが良いか常に学び、考えていく必要があると思いました。私はこれまで、発言する子ども達の方が学びが深まっている、やる気があるのだと思っていたのですが、そうではないということも学ばせてもらいました。発言しなくても、他の人の話を聞いて自分の頭の中で思考が深まっていると聞き、教育って面白いなと思いましたね。

また、この研修では、まず授業の前に課題図書を読んでレポートを提出し、そこから授業で対話を通して学びを深め、授業後には学びを可視化して落とし込んでいく作業をしたのですが、この内容を聞くだけでも大変だと感じませんか?(笑)ただ、学校現場はもっと大変だと思うんですよね。学校現場の忙しさを反映してくださっての内容だったんじゃないかなと思っています。

この8か月間の学びは本当に濃く、人生で一番勉強したと感じています。

当たり前に他者との違いを受容できる環境。年齢は自然と気にならなくなる

同期や研修コミュニティの雰囲気はいかがでしたか。

私の同期は、新卒の方が半分くらいおり、20代後半から30代前半の方が4分の1、そして40代や50代が残りの4分の1という構成でした。これは私の個人的な感想ですが、今の20代の方たちはとても柔軟で、他者との違いを受容するのが当たり前という考え方を持っていると感じています。

最初は私の方が年上ということを気にしていましたが、教育という同じ志を持った仲間ということもあり、すごく自然に話せて、全く年齢を気にしなくなりました。学校現場で小中学生と接する前に、20代の同期の皆さんと深く話せたことで、段階的に若い人たちとコミュニケーションを取っていく流れが出来たのも良かったと思っています。

40,50代で挑戦する価値は、経験豊富であること。自分に出来ることを考えていきたい

最後に、セカンドキャリアでフェローに挑戦する価値について教えてください。

40代や50代の私達は、これまでの社会人経験や人生経験から、周りの状況をよく見ることが出来る、他者の話をよく聞くことが出来ると思っています。それだけでも、TFJや学校現場に貢献できるんじゃないかなと、同年代の同期とよく話しています。

また、学校現場では自分よりも上の年代の方の想いを分かりながら、自分よりも下の年代の方をフォローする役割もあるのかな?と感じています。現場に行くといっぱいいっぱいになってしまうとは思うのですが、自分に出来ることを考えていけたらと思っています。緊張もありますが、今はワクワクしていますね。自分の経験してきたことを信じてやっていこうと思います。

フェロー後についてはまだ考えていませんが、教員の数が足りないという日本の教育課題があるので、教員を続けるのか違うアプローチをするのかはさておき、2年の経験を活かして教育に関する仕事を続けていきたいと思っています。また、教職課程の在り方に興味があるので、大学院に進学して研究したいなとも考えています。そのためにも、まずは公教育の現場に入って現実を知り、学びたいと思います。

\詳しく知りたい方へ/

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