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法人連携事例:ICTの力を公教育に。学校現場でのeboard活用事例

「ICTの力を使えば、もっと教育環境を良くできる」「学校と外部の力をもっと接続したい」そんな風に考えられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。Teach For Japan(以下、TFJ)では、民間企業やNPO法人などと連携し、学校教育の現場をより良くしていく働きかけをしています。今回は、ICT教材を提供するNPO法人eboard様との連携事例をご紹介したいと思います。

ICT教材(映像授業/デジタルドリル)を学校で使うメリット

ICT教材と一言で言っても、デジタル教科書や学習管理システム等、多種多様ですが、今回紹介するICT教材「eboard」は映像授業とデジタルドリルを提供しています。このような教材を学校で活用する2つのメリットを紹介したいと思います。

完全個別学習を実現できる

通常1クラス20~40人で授業は行われますが、子どもたちの学習状況は様々です。授業の内容が簡単すぎる生徒もいれば、授業についていくのが苦しい生徒もいます。先生たちは、一人ひとりにあった学習環境を提供したいと願い、プリントをレベル別に分けたり、学び合いの授業を実施したりもしますが、たくさんの業務を抱える先生1人のリソースでは限界があります。そんなときに活躍するのがICT教材(映像授業/デジタルドリル)です。一人ひとりの生徒のレベルに合わせ学習することが可能。映像授業を視聴して理解を深め、デジタルドリルで自分のペースで活用力を鍛えることができるので、先生が授業をしなくても自立的に学ぶことができます。

教師の役割は、「教える」から「引き出す」へ

eboardを活用すると、子どもたちは自分の学力レベルに合わせた授業を視聴することができます。それぞれが自分に適した授業を視聴しているので、先生が一つひとつの内容を説明する必要はありません。つまり、講義型の授業は不要になります。講義のための授業準備の時間や全体に向けて言葉を発する時間を削減できるので、生徒一人ひとりのことを丁寧に見つめる時間を確保することができ、個に適したアドバイスや能力を引き出すコーチングに徹することができるのです。

学校現場での活用事例

elearningを学校に導入

実際に現場で活用した4期の風間フェロー(中学校英語教員)に話を伺ってみたいと思います。

なぜeboardを導入しようと思ったのでしょうか。

自分の力だけで、全生徒をフォローするということに限界を感じ、何か別の方法はないか検討していたところeboardに出会いました。私は一学年80人の生徒を担当していました。なんとか全生徒をフォローしたいと思い、教員1年目はとにかくがむしゃらに、大量のレベル別プリントを作ったり、教え合いの授業を思考錯誤したり、テストで80点以下の生徒は毎回居残りにしたりと必死でした。それでもやっぱり全然フォローしきれなかったです。また、授業が進めば進むほど、理解度にもばらつきがでるので、人力での個別対応に限界を感じたのがきっかけです。

そこで、教科書を使った授業とeboardを活用した授業を併用し、それぞれのレベルに合わせて文法の学び直しや先取りができるような形にしました。

実際に導入してみてどうでしたか。

一番驚いたことは、今までどうしてもやる気を引き出せなかった生徒が自分から学習を始めたことです。実は、しばらく学校を休んでいたこともあり、1年生の1学期の内容から詰まっていたんですね。eboardを活用することで、周りと比較されずに、自分のペースで学べることがとてもよかったようです。また、逆に学力が突き抜けている生徒たちは、高校の文法まで進んでいました。学ぶペースは本当に千差万別だと痛感させられました。

また、私自身とってもよかったことは、このようにICTに任せられるところはすべて任せてしまって、人にしかできないことに注力できたことです。例えば、授業最初に必ず行う発音練習、一人ひとりの発音チェック、eboardの進捗確認とアドバイス、学習状況を踏まえた個別指導、スピーキング中心のグループ学習の作り込みとファシリテート、などです。ICTを使うことで、逆に生徒一人ひとりとのコミュニケーションの総量を増やすことができ、信頼関係も深まりました。

(編集後記)
文科省もICT教育の推進に力をいれている昨今、学校側、教員もICTを教育環境に活用するリテラシーが求められるようになってきているようです。今後も様々な企業様と連携を深め、フェローを通じて様々なリソースを学校現場に提供し貢献していきたいと思います。連携に興味のある企業様はぜひご連絡いただければ幸いです。

【参考URL】
学習サイトeboard
福岡県福智町立金田中学校 – まなびポケット|公立学校で使える教育ICT!
※風間フェローは、NTTコミュニケーションズ(株)様のICT教育プラットフォームサービス「まなびポケット」を通じてeboardを導入しました。

【フェロー経験者登壇】プログラム説明会は
こちらから

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