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【イベントレポート】2020年Teach For Allグローバルカンファレンス

2020年10月20日から22日の3日間、Teach For All (TFAll)のグローバルカンファレンスが行われました。

Teach For JapanはTFAllという58の所属組織から成る国際ネットワークの一組織とし活動しています。この国境を超えたつながりのもと「すべての子どもが、素晴らしい教育を受けることができる世界の実現」という共通目標に向け、それぞれが各地域の教育課題解決に向け働きかけています。そして、このネットワークでのノウハウ・情報の共有を、教育課題の解決・教育現場の進展にいかしています。

例年行われているグローバルカンファレンスは、目標を共に再確認したり、各地域での成果を発表する節目の機会とし行われてきました。

新型コロナウイルスに直面し他に類をみない年にふさわしく、2020年Teach For All グローバルカンファレンスも新しい経験でいっぱいでした。初めてカンファレンスを完全オンラインで開催。初めて職員、フェロー(教師)、アルムナイ、児童・生徒、同盟組織を含むTeach For Allの全体的なコミュニティーがカンファレンスに参加。初めて世界の全時間帯で開催。そして、初めて数千人(正確には2,300人以上)の参加者が集い、私たちTeach For Allネットワークが取り組む「不平等」の理解を深め、私たちが描く将来に向け前進するための新しい可能性について思案することができました。

カンファレンスのハイライト動画はこちら▼
Highlights From the 2020 Teach For All Global Conference

TFJ中原CEOと黒澤フェローの対談様子はこちら▼(2:25あたりから始まります)
[su_vimeo url=”https://vimeo.com/471004295″]

58のパートナー組織の教育者及び改革者に加え、Teach For All のネットワークを超えたリーダー達にも参加していただきました。2014年ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイ氏とTeach For Nigeria の学生の対談やOECD教育・スキル局長のアンドレアス氏も近日公開されたばかりのPISA2018の結果の討論会に参加いただきました。

カンファレンスの動画リストはこちら▼
Day 1 集会
Day 2 集会
Day 3 集会
マララ・ユサフザイとナイジェリア人学生の対談
OECD教育・スキル局長アンドレアス氏とPISA2018について討論会
ネットワークの進歩
アフリカ全土の教育を考え直す
危機下の学生リーダーシップ育成慈善活動と国際援助におけるNGOの役割
グローバルな繋がりで学生のリーダーシップを解き放つ
教室におけるトラウマ(精神的外傷)に敏感なアプローチ
語り手になるには:物語を通してどう繋がり元気づけるか
未来の仕事において公平と包括性を中心に置く
難民学生への共通ビジョンのためのTeach For Lebanon (レバノン)とTeach First Deutschland (ドイツ)の協働
教育の公正のために政治的意志を築く
システムの全ての段階で集合的リーダーシップを築く
システムを変えるためには、私たち自身も変わる必要がある
集合的、世代間のトラウマを認識し、対処し、回復していく
学生との公正についての大胆な会話を率いていく
コミュニティーに根差した政策:行政リーダー達と教育の将来を考え直す

(注:全て日本語字幕なしの動画になります。)

これらの動画リストからも見て取れるように、世界各国から多岐にわたるステイクホルダーを迎えカンファレンスを開催することができました!

Teach For Japanlは今後も国を超えた繋がりを大切にし、活動してまいります。今後のグローバルネットワークを活かしたイベントにも、是非ご注目ください。