校長先生 関口 一治さま

フェローの第一印象
第一印象は、非常に親しみやすく、情熱的であるというものでした。職員との仲の良さが随所に見られ、周囲との円滑な関係を築いている様子から、周囲との協力的な姿勢が感じられました。特に対話がしっかりできる点では、相手の意図を正確に理解し、自分の意思を分かりやすく伝える力をもっていると感じました。
また、AET(外国語指導助手:アメリカ人)と英語で話すことができ、職員とAETの橋渡し役を担っていたことで、語学力に優れ、異文化間で円滑なコミュニケーションを図る能力が高いことが分かりました。
さらに、話をしていると、教育に対する熱い思いがあることが伝わってくるため、教育現場での貢献への情熱や、子供たちに対する深い愛情と責任感を感じさせました。
下境さんは、単に職務をこなすだけでなく、児童一人一人の成長に真剣に向き合っている印象を与え、周囲の人々にも良い影響を与えていると感じました。

フェローと子どもたちの関わりを見て感じること
子どもたちと真摯に向き合い、その成長を心から支えたいという強い思いをもっていると感じています。まず第一に「子どもの人権を大切にする」ことを徹底しており、子どもたち一人一人が自分の意見を尊重され、安心して学べる環境づくりに尽力しています。その姿勢は、子どもたちが自分を大切にし、自己肯定感を育むことに繋がっています。
また、「子どもの可能性を信じている」ため、どんな小さな成果にも積極的に称賛し、挑戦を続けられるようにサポートしています。困難に直面しても諦めずに前進する力を子どもたちに与え、その成長を見守ることに喜びを感じています。
さらに、「子どもの個性を大切にしている」という点においても、個別のニーズに配慮し、異なるペースで学ぶ子どもたちが自分らしさを発揮できるような支援に徹しています。子ども一人一人の特性を理解し、それに応じた支援を提供することで、学びの楽しさを引き出し、無理なく成長を促しています。
下境さんは、子どもたちの未来を真剣に考え、その可能性を最大限に引き出すために努力し続ける人だと感じています。

フェローシップ・プログラムへの期待
このプログラムは、教育の現場で直面する課題に正面から向き合い、子どもたちの未来を切り開く力となる素晴らしい取組だと感じています。特に「単に知識を教えるだけでなく、子どもたち一人一人の個性や背景に配慮した支援を行うことに重きを置いている」アプローチに共感しています。
また、子どもたちが、フェローを通して多様な価値観や生き方に触れることができることは、フェローとしての成長だけでなく、子どもたちにも社会全体にもポジティブな変化をもたらす力をもつと感じています。
私がこのプログラムに期待することは、フェローが教育の現場で実践的な経験を積むことで、子どもたちに寄り添いながら彼らの可能性を引き出す力を養うことです。そして、プログラム終了後にも、その経験を活かして社会全体に貢献できるような意識をもち続け、教育の未来をより良いものにしていければと思っています。