保護者 浦田 良子さま
フェローの印象
先生は、子どもたちに「責任感」というものを教えてくれました。
子どもたちが色んなプロジェクトを与えられて、その都度色々考えて解決していくことを毎日の様に聞かされていました。大変な部分もあったと思うのですが、本人の中ですごく充実しているような感じで帰ってきて、台所にいる私の前で「今日はね、これがあってあれがあって、あれをしなきゃいけなくて...」と一生懸命話してくれることがすごく増えました。責任感を与えられることで、子どもたちが自分たちで解決していけるということを感じて、本人も充実していたと思います。
心に残っているエピソード
「理想の街を創り上げる」という大きなプロジェクトが、子どもたちにとって一番思い出深いものだったと思います。
模型を作ったり、発表のレジュメを作ったり。一人一台パソコンを与えられるような時代ではない中、休みの日にも、子どもたちみんなが自宅のパソコンを使って、チャットで会話をしながら、発表のレジュメを作っていったりしてるのを見て、今の小学生はそんなことができるんだと驚きました。
それを作ってるときが一番学校に関する会話が増えましたね。「今日は模型を作ってね」とか「あそこが苦労したんだ」とか、家に持ち帰って折り紙で一生懸命作ってみたり。
それが出来上がったときには、保護者が見ても感動するものがありましたし、すごくいい思い出になっています。
Teach For Japanへの期待
最初は、「Teach For Japanって何だろう?」、「国語、算数、理科、社会を教えられる?」というような不安がありました。子どもに、「分かる?理解できてる?」って聞いたら、何の躊躇もなく「分かってるよ!分かりやすいよ!」っていう言葉が出てきたので、不安はなくなりました。
何よりも大きかったのは、教科以外のことを学んだことだと思います。兄が二人いるのですが、兄よりも先にSDGsを学んだり、LGBTQの多様性を学んだり、キャリア教育ではいろんな職業の方のお話を実際に聞かせていただいたり、子どもの見る世界が広がったと思います。
先生が社会に一回出られた後に学校現場に入ることで、子ども達にも良い影響が出てるのかなと思っています。