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Interviewインタビュー

「紛争のない世界、平和な世界の実現」のために。 

中学校 黒澤 永

  • 免許

    なし

  • 経歴

    外国語学部を卒業し、新卒としてフェローへ

ビジョン

「紛争のない世界、平和な世界の実現」これが私のビジョンです。 私は大学時代にボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で苦しんだ都市の1つであるサラエボという街に1年間留学しました。そこでは、街の至る所で紛争が残した負の遺産を見ました。私はそれらを目の当たりにしたとき、紛争のない世界・平和な世界の実現に向けて、社会そのものを変えていかなければならないと考えるようになりました。 大きなビジョンを叶えるには、1人では難しい。社会を変えていくには人々の大きな連帯が必要です。そして、未来を生きる子どもたちは、よりよい社会を築こうとする私たちの頼もしい仲間です。これからの社会を担う子どもたちが、世界のさまざまな課題を解決するリーダーになってくれれば、こんなに力強いことはありません。この文脈において、学校教育が果たす役割は極めて大きいと感じています。

フェローになった理由

きっかけは、高校時代の留学でお世話になった国際的な教育財団である「AFS日本協会」からの1通のメールでした。 そのメールの中でTFJの取り組みが紹介されていました。
Teach For Japanのビジョン
「すべての子どもが、素晴らしい教育を受けることができる世界の実現」
Teach For Japanのミッション
「教室から世界を変える」
という文言が目に留まったことを覚えています。
ちょうどその頃の私は、東欧ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボでの留学を終え日本に帰国したばかりで、大学卒業後の進路と将来への不安を抱きながら、上手くいかない自分の姿に苦しんでいるときでした。
大きな挫折がありながらも、どうにか前に進んでいかなければ……と考えていたそんなとき、Teach For Japanのビジョンとミッションが私の背中をおしてくれました。

取り組んでいること

「将来、英語は絶対に使わない」生徒からのこの発言を聞き、英語話者との出会いや英語が活きるキャリアとの接点が少ない地方の課題を感じました。
そこで実行したのは、実践的に英語を使う機会を生徒たちに提供すること。独自に培ってきた人脈を生かし、学校の枠組みを超えて取り組みました。
その代表例が、在福岡米国領事館のユキ・近藤・シャー広報担当領事との交流プロジェクトです。領事を学校に招き、生徒にリーダーシップや英語学習の大切さを講演してもらいました。その後、生徒は領事と一緒に飯塚市内の観光名所を巡り、英語を使って一日を過ごしました。外交官というプロフェッショナルの思いに触れ、英語で領事に質問できる貴重な体験だったと思います。
また、生徒たちは、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」を達成するためのアイデアを自分たちで練り上げる学習にも挑戦しました。最後は英語で発表。領事はオンラインで視聴し、感想を述べてくれました。
英語が使えて楽しいと感じる。それは素晴らしいけれども、そこにとどまるだけではない。英語はあくまでツール。「英語を使った先に、自分に何ができるか?」を生徒に問い続けてきました。

応募を考えている人に一言

自分の土台にある想いは、「よく生きたい」というものです。毎日を無駄にせず、社会のため・世界のために何ができるか?という問いが私自身の根底にあります。「よく生きてるか?」この問いへYESと自信をもって答えられる2年間を送る、子どもたちにその姿勢をみせることが、教師としての何より大きな務めだと思っています。
みなさんは、よく生きていますか?

Interviewインタビュー

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