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Interviewインタビュー

自分の可能性を信じ、自分で人生を豊かにしていける人を増やしたい。

小学校 藤本 愛祈

  • 免許

    あり

  • 経歴

    教育学部を卒業し、新卒としてフェローへ

ビジョン

高校生のとき、幼い頃から10年ほど所属していたミュージカル劇団の活動に精力的に取り組んでいたのですが、3.11の被災地で公演させていただく機会がありました。 被災地を目の前に自分の無力さを感じながらも、自分にできる精一杯のパフォーマンスを披露しました。被災された方々が目に涙を浮かべながら喜んでくれて、笑顔になってくれた姿を見たとき、「人と人との繋がり」が持つパワーを感じたんです。 この経験から、”自分が夢中になって取り組んだことは誰かに勇気を与えられること”、”全ての形あるものがなくなってしまっても「人と人との繋がり」が生きる活力になること”、この2つを身をもって学びました。そして、この経験を人格形成に大きな影響を与える子ども達に向けて伝えたいと思ったんです。

フェローになった理由

大学では教育について学び、教員免許も取得。一方で「教育の勉強しかしてこなかった自分が教師になっても、子どもたちの力になれないのではないか」と不安がありました。
学校外の人ともつながり、自身が成長し続けたいと考えていたときに出会ったのがTFJでした。TFJの研修を受けて教師になったフェローが、海外と教室をオンラインでつなぐ授業をしているという記事を読み、TFJから社会人の一歩を始めたいと決断。当時受けていた教員採用試験を辞退し、TFJに参加しました。

取り組んでいること

教師になった際の目標は「自分たちの可能性を信じ、やり抜く力を育てる教室をつくる」。そこで校長や同僚に提案したのが、課題解決型の学習です。
私のクラスでは、戸田市で出るごみの量を1人当たり1日250㌘減らすことをテーマにしました。減量方法は子どもたちが考え、事前に決まった「一つの正解」はありません。そこでは、普段の授業とは異なる子どもの姿がありました。
勉強が得意ではなく自分に自信を持てずにいた子が、グループをまとめ頼りにされる。勇気を出して苦手なことをメンバーに伝え、助けを求める。メンバー間の衝突もありながら、一つの形に仕上げます。
解決策はさまざまでした。ポスターでの宣伝活動、分別するのが楽しくなるおみくじ式のごみ箱作り、ごみが増えることのリスクを伝える演劇。不用な文房具やおもちゃを海外に送るアイデアもありました。
教科書の外に目を向けた学習により、自分たちの可能性に気付く。そんな体験を提供することができました。

応募を考えている人に一言

自分の実現したい教室に向けて限られた2年間という中で何ができるか、フェローの同期やTFJスタッフと議論しながら、進められたのはTFJだからできたことだと思っています。
そして外からでは分からない教育のリアルに出会い、目の前の子どもたちが何を思っているのか、教師として何ができるのかを考え続けた2年間でした。
私自身は大学時代にTFJと出会い、この道を選ぶことができて本当に良かったと思っています!

Interviewインタビュー

  • 関係者の皆さま
  • フェロー
  • 修了生