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Interviewインタビュー

社会人経験を伝え、子ども達のさらなる成長機会を作りたい。

中学校 伊藤 プラダハン 信美

  • 免許

    あり

  • 経歴

    機械工具商社を経てフェローへ

ビジョン

学校は、社会に出るための練習の場だと考えています。 先生方は「子ども達のために」といつも考えるあまり、子ども達の行動の先回りをする傾向がありますが、私は、子ども達に「それは社会では通用しないよ」とこれまでの社会人経験を交えて伝えています。具体的には「自分で考えられない、自己管理が出来ない大人になると自分が困っちゃうよね。中学校は、失敗した後にどうするかを練習する場なんだよ」といった声かけですね。日々の学校生活の中に、キャリア教育の要素を取り入れ、子どもたちの成長機会を作っていきたいと思っています。

フェローになった理由

商社時代にタイに赴任し、現地社員の採用や育成に従事しました。
人を育てる中で、「先生になりたい」という子どもの頃の夢を思い出しました。社員自身が望んだ結果を出し、入ってきた後輩を指導する―。そんな姿を見るにつれて、教育に直接携わる仕事がしたい、と、帰国を決断しました。
教育への思いを胸に帰国したのは良かったのですが、学校で働くことに踏み切れずにいたんです。
教員という仕事は大変だという話はよく聞くことだったので、私に果たしてできるのかと不安があったんですよね。そんな私に友人が紹介してくれたのが、TFJのフェローという選択肢だったんです。
まず、魅力に感じたのは、同期の仲間がいることでした。大変な時に頼れる同志がいることは大きな安心材料になり、やっと挑戦することができました。

取り組んでいること

海外での経験を生かして、アジアからの留学生(高校生)との異文化交流中継授業に取り組みました。
事前学習で、子どもたちとアジア各国の位置や文化を調べ、国旗を手作りしました。授業当日はインドネシア、マレーシア、ラオス、タイ、フィリピンから来日した留学生5人とオンラインでつながりました。留学生たちはそれぞれの国の食事や文化、学校生活などを日本語で教えてくれました。子どもたちも「来年はぜひ学校に来てもらい給食や休み時間も一緒に過ごしたい」「まだ高校生なのに家族と離れて暮らしているなんてすごい」と感想を伝えました。ある生徒は英語が苦手でしたが、「アメリカに住みたい」「好きな科目は英語」と話すようになりました。

応募を考えている人に一言

ぜひチャレンジしてほしいと思っています。学校現場で日々子ども達と接していると、教えられることや気づかされることがたくさんあり、教員という仕事は子ども達に何かを伝えるだけでなく、自己成長にもつながる仕事だと実感しています。
また、今、もしもフェロー後のキャリアが心配で躊躇されている方がいらっしゃるのなら、心配ないよと伝えたいですね。2年やってみて思うことは、経験することで自分のビジョンもクリアになり、自分の進むべき道が自然とできあがっていくということです。周りを見ていても、経験したことで教師を続ける人もいるし、新しい道につながる人もいるし、やっぱり元の仕事に戻るという人もいます。それぞれ、その人に合ったキャリアに出会えていますよ。

Interviewインタビュー

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