フェローシップ・プログラム概要

教育への情熱と情熱や成長意欲を兼ね備えた、多様な人材を独自に選抜し、研修を行った上で、教師として連携している自治体の学校現場に送り出します。赴任した教師(フェロー)は、自身の経験とTeach For Japanの知見・ノウハウを生かした教育実践により、子どもたちの学力と学習意欲の向上、学習習慣の定着などを目指し、2年間学校現場に貢献します。
また、短期的に学校現場に良い影響を与えることに止まらず、中長期的には、教育や社会にインパクトを与えることのできる人材を輩出していくことを意図しています。
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Vision

すべての子どもが、その子にとって素晴らしい教育を受けることができる世界の実現を目指します。

すべての子どもたちが素晴らしい教育を受けられる社会に

各種の国際的な調査では、日本の学校では、世界でも有数の質の高い教育が行われていると評価されています。教育に携わる人々にとって、私たちを含め、それは誇るべきことだと思います。

ですが、子どもたち一人一人のこと、そしてこれからの社会を考えたときに、解決すべき課題も少なくありません。生まれた環境や地域に関わらず、すべての子どもがその子にとって「素晴らしい」と思える教育を実現するためには、これから訪れる社会に目を凝らして、目の前の子どもたちがどのような教育を受けたら幸せに生きていけるのかと真剣に考え続ける教師や学校が必要です。

私たちは、教育への情熱を持った人材を学校現場に紹介し、学校現場の先生方と協働することで、それぞれの教室でより良い教育を目指し、一人一人の子どもにとってす素晴らしい教育を提供できるよう、挑戦し続けます。

教室から世界を変える

私たちは、学校の教室から世界を変えていきたいと考えています。なぜなら、学校の教室は、すべての子どもたちが毎日のように通う場所であるがゆえに、すべての子どもたちを支援しうる場所だからです。

学校に配置された教師(フェロー)は、一教師として教室の子どもたちの学力や学習意欲、自己肯定感の向上を実現します。そして、その影響を一つの教室だけに留めることなく、赴任する学校や地域全体に拡げていくことを目指します。
ベストプラクティスを多くの学校や地域で積み重ねていくことで、日本全体の教育の質を高めていきたいと考えています。

また、幅広い経験を持った人材が教師として職務につき、教育の当事者として経験を積むことで、学校や子どもたちに対して強い想いとリアルな課題感を持った人材を多く輩出することにつながります。彼ら・彼女らが、プログラムの修了後、教育現場で引き続き教師として実践に関わったり、その他様々なフィールドから、教育をより良くするためのアクションを取ることで、ムーブメントをお越し、教育改革の実現をより確かなものにしていきます。

教室から出発し、子どもたちの成長を全力で支援すること。そして、地域や社会全体に対して貢献し、教育改革を推進していくこと。それらがわたしたちが目指すもので、以下のようなインパクトを起こしていきます。

短期インパクト

学校現場へ派遣された教師(フェロー)たちは、児童・生徒の目標が達成できるような学習環境の提供に尽力します。

中期インパクト

教師(フェロー)たちは、培った経験やスキル、Teach For Japanに蓄積されたノウハウを周囲の人々にシェアすることで、学校全体、地域全体での教育環境、教育レベルの向上を実現します。

長期インパクト

教師(フェロー)たちは、2年間の学校勤務を経て、リーダーシップやマネジメント力といった力を身に付け、様々な立場で社会を巻き込んだ教育変革を実現します。

Mission

Teach For Japanは、素晴らしい教育を受ける機会をより多くの子どもたちに広めるため、教育への情熱を持った人材に対して、広い視野と高い課題意識をもった教師として、そして、社会のリーダーとして成長するための研修・支援を行います。

私たちが考える、現在の教育課題

教育による様々な「格差」の再生産

近年、しばしば指摘される社会・経済的格差の拡大。本来、教育はそうした格差を解消していく手段であるべきです。しかし、生まれた環境によって受けられる教育にも差が生まれてしまい、教育がむしろ格差を拡大し、再生産するものになってしまっている現状があります。
Teach For Japanから送り出される教師(フェロー)は、赴任先の学校によって状況の違う様々な「格差」と向き合い、その解消に向けてアクションを起こします。

教育改革および特別なニーズへの対応

社会の変化が大きく、かつそのスピードも速い現在、教育も変化に迅速に対応していく必要があります。また、一方では特別なニーズを持つ地域や子どもたちは、時代の変化にかかわらず一定程度存在していますが、それらに対応した教育方法は、いまだ十分に確立されていないと考えています。

Teach For Japanとして社会と連携し、教師(フェロー)が学校や自治体と協働していくことで、教育の発展に貢献します。

教員養成/選考/研修のあり方

多くの自治体の方々と連携を進めていく中で、教員の養成/選考/研修のあり方について、課題意識を共有していただいております。

Teach For Japanでは、民間企業や大学教授など、様々なフィールドのプロフェッショナルと連携し、教員養成/選考/研修のあり方の改善に取り組みます。

私たちのフェローシップ・プログラムは、選抜・研修した教師(フェロー)を、適性に合わせて人材配置することで、以下のような価値を、教師(フェロー)になる方、自治体や学校現場、その先にいる子どもたちに提供します。

提供価値

上記の課題に解決すべく、以下のような価値を提供していきます。

多様な経験を持った人材を教育現場に送り、特色ある教育を実践

Teach For Japanの教師(フェロー)は、多様な経験を積み、各々のバックグラウンドに基づいたスキルや知識、教育への課題意識を持っています。
学校現場では、それぞれの現場で子どもたちが直面する「課題」を特定し、多様なバックグラウンドを生かした「その方ならでは」の教育実践を行い、特色ある教育を推進。子どもたちへ良質な教育を届けることはもちろん、学校全体にもポジティブな影響を与えていきます。

また、現在、これまでの日本の教育を引っ張ってきたベテラン教師が定年を迎え、大量に退職していく時期に入っています。そのため、量的に教師へのニーズは高まっています。ただ、教員志望者が増加することはなく、むしろ、中期的に減少しています。
また、「知識基盤社会」と表現される社会の変化に伴って、これまでと異なる教育の質が求められる中では、教師像も、これまでとは異なったものが求められます。そのため、近年、これまでの教師にはない広い視野や柔軟な考え方を持った人材へのニーズが高まっています。今後、そのニーズはますます高まっていくでしょう。多くの自治体がスポーツや英語力などに秀でた実績のある方や民間企業経験者を積極的に採用する姿勢を示していますが、大学卒業後に教師以外の経験をしてから教師になるというケースは決して多くはありません。

私たちは、多様な経験をお持ちの方に対して、教師の仕事が魅力的で意義のあるものだということを伝え、また、その方の経験を存分に生かしうる仕事であることを伝えていく、そのような取り組みもしていきたいと考えています。

最新の知見に基づく教育実践の推進

グローバル化が進み、社会がますます複雑になる中で、知識の活用が重視され、「21世紀型能力」を身につけることが提唱されています。子どもたちが将来必要になる能力や考え方を身につけるための新しい教育実践は、まだまだ取り組みの余地があると考えています。

Teach For Japanは、最新の知見を積極的に取り入れて、教育内容や方法の刷新に向けて、絶えず教師(フェロー)の選考や研修のあり方を改善していきます。また、教室の中に目を転じると、外国人の児童生徒、学習障がい(LD)を抱える児童生徒、外部環境によって学習が遅れている児童生徒など、一部の子どもたちに対する効果的な教育支援のあり方がいまだ十分に確立されていない状況もあります。それらに対しては、企業や専門家とも協働しながら、すべての子どもの可能性を最大限に活かすための教育の実現に取り組んでいきます。

その他、教育についての効果測定やICTを用いた授業などに積極的に取り組み、それによって得られたノウハウを蓄積・共有し、学校現場へと還元していきます。

教員選考や育成について新しいモデル・知見の提供

既存の教員選考の仕組みは、多様な人材を教師として採用するにあたっては、必ずしも十分ではありません。また、社会や保護者、子どもたちからのニーズが多様化している現代社会の中では、教師の育成手法や研修体系に関しても、それらに対応したものが求められます。
Teach For Japanは独自の選考活動や赴任前の研修、教師になってからのサポートを行うことでノウハウや知見を蓄積していきます。それらを教育現場と共有・還元し、新たな教員選考や育成のモデルの構築を目指します。