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【イベントレポート】苫野一徳×青砥瑞人「教育環境を再定義する〜教員養成における哲学的土台と科学的土台とは〜」

7/24(金)、脳経科学者の青砥瑞人さんと、教育学者・哲学者の苫野一徳さんをゲストにお迎えし、オンラインイベント「教育環境を再定義する〜教員養成における哲学的土台と科学的土台とは〜」を開催しました。

1,000名以上の方にお申し込み頂き、youtubeでのLIVE配信も通じて、多くの方にご視聴頂きました!

本イベントは、青砥さんが代表を務める株式会社DAncing Einstein(以下、DAE)さんとTeach For Japanの業務提携(※)を記念して開催されたもので、科学と哲学の両面から、教育環境のあり方や教員養成のあり方について考えを深めていくことを趣旨としたイベントでした。

(※)当法人とDAEでは、「教師のウェルビーイングを実現する力や不確実性を学びに転換できる力が、子どもの可能性を最大化する上で重要になる」という共通の理念のもと、お互いの強みを掛け合わせた教員養成プログラムの開発に向けて、今年度より本格的に業務提携を開始しています

2時間半という長丁場だったのですが、ゲストのお二人の圧倒的な熱量でのトークにより、本当に濃密であっという間の時間となりました。

今回は、時間・内容の都合上、参加者の方々との双方向的なやりとりは難しかったのですが、最後に少しだけ質問にお答えする時間をとることができ、お二人からは「公教育の使命」についての想いも共有していただき、とても重要で勇気づけられるメッセージをいただきました。

参加して頂いた方からのアンケートでは、下記のような声を頂きました。(一部抜粋)


哲学と脳神経学の話自体も面白かったが、教育の役割についての共通した知見が興味深かったです。
あっという間に時間が過ぎ、もっと聞きたいと思うほど充実した話でした。現場の困惑した今の状況へ、何らかの支えとなるよう学校教育への期待を発信してほしいと感じました。

苫野先生の話は何度も伺っており、哲学的な視点についての理解は深まりつつあったが、今回は青砥さんの話も伺うことができ、脳科学の視点からも知識を補完することができました。多面的に事象を捉えることのきっかけをいただけました。

哲学的、科学的観点から、本質的かつ現在の状況を踏まえたお話を聞くことができて、大変勉強になりました。2時間半があっという間でした。
教育現場にいて、近視眼的に物事を捉えていたことに改めて気づかされました。もっと視野を広く高いところから教育や子どもたちの学びについて見てみる必要を感じました。そうすれば、子どもたちに本当に必要なことがもっと見えてきそうな気がします。脳科学、やはり面白いです。本など読んで勉強したいと思います!

本イベントを通して、改めて本テーマに対する関心度の高さを感じるとともに、当団体としては哲学や脳神経科学の知見を教育の現場にいかしていくために、様々な分野の方々とより一層連携しながら実践を積み重ねていこうと決意を新たにする機会となりました。

今後もイベントを始めとする様々な機会を通じて皆様とご一緒できれば幸いです。
引き続き、Teach For Japanをどうぞ宜しくお願いいたします!

Teach For Japanでは、今回のイベントのようにオンラインで様々なゲストをお招きしてイベントを開催しています!ご興味のある方はぜひ次回以降もご参加ください。もちろん、友人や知人への紹介・共有も大歓迎です!

<今後のTeach For Japanのイベント情報>

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<DAncing Einsteinについて>

世界最先端の神経科学を応用し、人の成長とウェルビーイングを探究すべく2014年に設立。独自のAI技術を構築し、NeuroEdTech®︎とNeuroHRTech®︎という新しい分野を開拓し、幾つもの特許を保有する。ドーパミン(DA)が溢れてワクワクが止まらない新しい学び、幸せになるための学びを実現する教育・共育をデザインすべく、研究や技術の机上論だけでなく、現場にも力を入れる。未就学児童から大手企業役員に至るまで、また講演、研修設計から、スポーツ、空間設計に至るまで、日本だけでなく海外でも「人の成長とウェルビーイング」に関わる様々な可能性に活動の場を広げている。
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