生きたいように生き続ける人が溢れる世界を目指して、人が育つ環境をデザインする

いつも、Teach For Japanの活動にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。

私はフェローシッププログラムの3期生として、奈良県の小学校へ2015年から2017年まで赴任し、その後アラムナイ(修了生)となってからは、北海道にある私学の札幌新陽高校で校長の右腕として学校経営・開発に従事しておりました。2018年10月にTFJより団体の運営強化に向けて経営に携わり、2019年4月にCEOへ就任いたしました。

私が「教育」に当事者意識を強く抱くようになったのは、ファーストキャリアのサッカー選手時代にキャリア教育の一環として何度か学校へ講演に行ったことがきっかけです。生徒や学生が自分の人生について、活き活きと夢や志を語ることが少ない現状を知った時に「生きたいように生き続ける人が溢れる世界」を実現することがVisionになり、その手段として人が育つ環境をDesignすることをMissionに活動して参りました。

教育環境は教育活動を実施する「場」と実施される「カリキュラム」とその場を構築したり、カリキュラムを運用したりする「人」が相互に影響して成り立っており、学習者の目的に応じてDesignすることで教育効果となると考えております。私はこの数年「場」や「カリキュラム」の設計に取り組んで参りました。その経験から「場」や「カリキュラム」を構築したり、運用したりする「人」が教育効果に最も影響があることも実感いたしました。

Teach For Japanのフェローシッププログラムはその「人」を学校現場へ送るプログラムであり、児童や生徒にとっては1日の大半を一緒に過ごす大人との出会いと原体験になります。Teach For Japanの価値はこの出会いと原体験の効果を最大化するために、「すべての子どもたちが素晴らしい教育を受けられる世界の実現」というVisionを共有した仲間と、お互いに高め合ったり、支え合あったりするネットワークを構築できるところにあると考えます。その繋がりが2年間のプログラムを終えた後も、それぞれの活動分野のリソースを相互に共有するネットワークになり、社会課題への集団的なアプローチへ発展するプラットフォームになると考えます。

社会とは人が居て成り立つものであり、社会課題とはその場を構成する人の課題になります。その人が育つ環境である学校や教育からアプローチすることが社会課題を解決する最も効果的な手段の一つである考え、Teach For Japanは「教室から世界を変える」ために今後も尽力して参りますので、今後とも伴走いただけますと幸いです。