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戦略的にキャリアを選択する -森本千賀子さんによるキャリア研修-

フェローシッププログラム6期生は今年教員2年目を迎え、7期生は4月から初めての教員生活を送っています。そんな中フェローが自分の実践を振り返り、夏休み明けにいいスタートが切れるように、7月13・14日は現役フェローの研修を実施しました。

この研修は、来年3月にプログラムを修了して新たな進路に進むフェロー6期生からのリクエストにより、キャリアに関する研修を実施することとなりました。そこで今回は、7月に実施した株式会社morich 代表取締役 兼 All Rounder Agent(オールラウンダーエージェント)の森本千賀子さんによるキャリア研修の様子をご紹介します。 

森本千賀子さんプロフィール

森本さんは現リクルートキャリアにて転職エージェントとして活躍し、2000名以上の多くの方の転職に携わってこられました。社内で様々な賞を受賞、累計売上実績で歴代トップを記録するなど凄腕のキャリアウーマンであると同時に、ご家族との時間も大切にしておられます。現在は25年在籍されていたリクルートから独立し、ご自身で設立した株式会社morichの代表取締役兼オールラウンダーエージェントとしてご活躍中です。

森本さんのキャリアパス

幼少期脱サラして中小企業を営み、「人」に苦労する父の背中を見て育つ。
1992年 22歳新卒で現リクルートキャリアに入社、転職エージェント(営業)になる。エージェントとして自分の価値は「顧客が見えていない自身の可能性を一緒に伴走しながら見つけること」。以後25年間、リクルートで転職エージェント業に携わる。
1998年 28歳組織マネジメントを打診される。部下育成・チームビルディングに情熱を注ぐ。
2000年 30歳結婚。
2003年 33歳長男誕生。
2008年 38歳会社に「市場開発部」が発足。新入社員100名をマネジメントする。
2009年 39歳次男誕生。
2010年 40歳復職と同時にワンオペ育児。→家庭との両立のため、自己完結できる営業の仕事に戻る。同時に様々なチャンスが舞い込み、ライフワークに目覚める。(キャリア支援、ソーシャル活動など)
2011年 41歳東日本大震災が発生。「何ができるかより本当にやりたいこと(WILL)は何か?」、自分に問いかける。
2013年 43歳個人事業主として、兼業・副業をスタート。
2017年 3月  リクルートに在籍しながら、株式会社morichを設立。
2017年 10月       リクルートから独立。現在のAll Rounder Agentとしての活動に繋がる。

キャリア=轍(わだち)

変化に富んだ人生を歩んでいる森本さんは、キャリアは轍だと語ります。キャリアは自分の生き方、人生そのものを映すものだからこそ、自分の歩んできた道を振り返ることが必要です。そのため表に記された森本さんのキャリアパスは、森本さんの生き方、考え方に大きく関わっています。

森本さんが考えるキャリア戦略とは

自分の生き方であるキャリアを選択していくうえで、戦略は欠かせません。キャリア戦略の大切さを森本さんが気付いたのは、ご自身の経験によるものでした。森本さんは大学生のときに図書館で「スカウト」という言葉に出会い、人材業界に興味を持ちはじめます。当時世間では転職に対するネガティブなイメージがあり、転職エージェントもまだ多くありませんでした。それでも転職エージェントに就職した森本さんは、現在では転職が選択肢の一つになってきたと語ります。

様々な時代の変化があるなかで陳腐化する価値と進化する価値があると述べる森本さんは、リスクを取らず変わらないことこそ最大のリスクであると言います。そのためキャリア開発も自己責任であり、以前のように会社に属していれば安泰ではありません。このような状況の中で優先すべきことは、どの組織に入るかではなく、どんなキャリアを選ぶかです。

自分の価値を高めるためのキャリア選択

では、どのようなキャリアを選んでいくべきなのでしょうか。

森本さんは自分の価値を高めるためのキャリア戦略として、以下の5つのポイントを上げました。

①希少性
希少価値を意識して、マイノリティとされる分野に挑戦すること。メジャーな「レッドオーシャン」ではなく、「ブルーオーシャン」を狙う。キーワード:「逆張り」と「掛け算」
e.g. 森本さんのブルーオーシャン戦略:女性×営業、本社<子会社、転職エージェント、女性×管理職
②ブランディング
自分ブランドを作ること。自分の特徴をタグ付けして考えてみる。
e.g. 森本さんのタグ:女性(妻・ワーキングマザー)、転職エージェント、営業プロフェッショナル、スタートアップ支援、滋賀県、困ったときのモリチ、etc.
③変化対応力
新しいこと、身の丈より上のことにチャレンジすること。新たなチャレンジの先には最初からはできない”挫折・試練・逆境”があり、変化対応力とレジリエンス力が手に入るようにチャレンジができる環境に入ることも大事。
e.g. 森本さんのチャレンジ:他部署への異動、管理職、起業、etc.
④パラレルキャリア
本業と家族以外にも存在価値が実感できる、第3の「居場所」を持つこと。副業は複業であり、福業になる。人脈も手に入れることができる。
e.g. 学習、余暇・趣味、社会活動・ボランティア
⑤天職
天から授かった職業であり、情熱と才能が出会う場所。自分はこの仕事をするために生まれてきたと思えるような、ワクワク、ウキウキ、ルンルン、トキメキ、ハッピーを感じるもの。
天職を知るためには己を知ること、つまり「WILL」(自分のしたいこと)を見つけることが必要。しかしキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決まるため、偶然を意図的・計画的にステップアップの機会へと変えていく天職を呼ぶ5つのコンピテンシー(①好奇心、②持続性、③楽観性、④柔軟性、⑤冒険心)を意識することも大事。

キャリア戦略を通じて大事なことは、目の前にある機会を一生懸命最善を尽くすだと述べる森本さん。「何のためにここにいるか」という自分のミッション(使命)を持つことが大事だと語ります。

自分と未来を変える

そんな森本さんのブランドビジョンは、困ったときの”もりち”。国指定の難病を発症した弟のため、子ども時代の森本さんは幼いなりに何とかしたいとの思い、偉人の伝記を多く読みました。そして偉人の「生き方」を倣い、「恩帰りの法則」を大事にしています。利他のマインドセットを持ち、他人と過去は変えられなくても自分と未来は変えられるという思いで、自分で選んできた人生を正解にしていこうと熱く語ってくださいました。

意識が変わると行動が変わる

行動が変わると習慣が変わる

習慣が変わると人格が変わる

人格が変わると人生が変わる

キヅク×ウゴク=カワル

(引用元:森本千賀子さん講演資料)

フェローと森本さんのQ&A

講演の後は、フェローからの質問に森本さんが答えてくださいました。自分自身のキャリアや教師というキャリアについてなど、2年間のフェローシッププログラムに参加するフェローならではの様々な教育に関する質問が飛び交いました。

様々なキャリアを経て2年間教員の道を選んだフェローならではの教育とキャリアに関する質問が飛び交い、森本さんはキャリアやビジネスの観点から詳しく答えてくださいました。来年プログラムを修了する6期フェロー、教師として走り出したばかりの7期フェロー、それぞれが自分自身のこれまでのキャリアや自分にできること、そして今後自分がしたいこと、ミッションについて深く考えるきっかけになったようです。

まとめ

今回はキャリア研修の様子をレポートしました。普通の教員では受けることができない研修や支援を受けることができるということも、フェローシッププログラムの魅力の1つです。講師の森本さんから積極的に学びを得て、2年間のフェローシッププログラム後のキャリアについて考えるフェローの真剣な姿が印象的でした。

参照元

森本千賀子とは|株式会社morich

森本千賀子さん講演資料

【フェロー経験者登壇】プログラム説明会は
こちらから

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