• twitter
  • Facebook
  • 1日33円~サポートする
  • 教師に応募する

News / Events

【ほんがえしプロジェクト】社会人サポーター山崎寛史さんの、社内での取り組みインタビュー

山崎さん&阿部さん

 

今回は、TFJサポーターである山崎寛史さんと、山崎さんと同じ会社内でTeach For Japan(以下TFJ)の支援活動をしていただいている阿部正大さんに、「個人でもできる支援のあり方」についてお聞きしました。山崎さんは、ご自身の所属する会社にて、「ほんがえしプロジェクト」(株式会社バリューブックス様が古本を集荷・仕分け・査定を行い、その買い取り相当金額を寄付として、参加NPOの社会貢献活動の支援に役立てるプロジェクトのこと。http://www.hongaeshi.jp/)を自主的に展開されています。お二人に、どのような思いで、そしてどのような方法でTFJを応援してくださっているのか、詳しく伺ってまいりましょう!


 

《個人ではなく、社会人として何ができるか?》

 

◆ まずは山崎さんとTFJとの出会いをお聞きしたいと思います!TFJとはどのようなきっかけで出会ったのですか?

 

山崎さん

2年ほど前、個人的にリーダーシップ研修に参加していた際に、フェロー選考担当の森崎さんにお会いしたのがきっかけです。もともとTeach For Americaは知っていたので、TFJの方とこんなところでお会いできるとは、とびっくりしました。その後は森崎さんから、社会人ボランティアを募集しているとご案内をいただいたので、参加させてもらいました。

 

◆ 山崎さんは関東ではなく長野にお住まいということで、東京で開催されていることが多いFJのボランティア活動に参加されるのは難しいところもあると思います。どのようにボランティア活動をされ始めたのですか?

 

山崎さん

最初はfacebookなどを通したオンラインでの活動を中心に、TFJの活動支援を始めていきました。ただ、他のメンバーと意見交換をする中で、TFJの支援を日本全国に広げるような活動するにはどうすればいいか、ということが自分の悩みでした。個人的な活動では支援の規模や継続性に限界があり、一時的な自己満足になってしまうということが多いからです。そこで個人では限界があるなら、企業の支援を取り付けられないかという見方で、CSRや広告費用としてTFJを支援できないかという検討をスタートしました。

 

◆ 社会人だからこそ取り組んでいただける支援の形だと思いますが、社内でご提案いただく際に難しい部分もあったかと思います。いかがでしたか?

 

山崎さん

CSR担当部署や広報などの知人に相談をしてみたのですが、営利目的の企業ですので、資金を提供するメリットを説明できないとお金を出してもらうことはなかなか難しいということが分かってきました。CSR活動に一定の予算を付けているような欧米の企業に比べて、日本の企業ではCSR活動への資金提供のハードルが高いことも一因にあると思います。

 

◆ 色々と調べていただきありがとうございます。資金提供は難しいところがあるとわかったわけですね。その後はどのように考えられたのですか?


山崎さん

少し考え方を変えて、企業相手ではメリットを強調する必要がありますが、個人相手であれば、手軽に活動しやすくて、デメリットが小さければ、それほどメリットが大きくなくても気分がいいといった程度で活動してもらえるのではないか、と考えてみました。自分が見返りを求めて活動しているわけではないことを考えると、そんなレベルでも受け入れてもらえる可能性があると思ったわけです。
 

 

《社内でできる、社会人としての支援活動:ほんがえしプロジェクトとの出会い》

 

◆ 発想の転換ですね!メリットは大きくないが、デメリットもない活動が「ほんがえしプロジェクト」だったということですね。

 

山崎さん

そうなんです。色々といろいろ調べていくと、TFJのホームページにある「ほんがえしプロジェクト」が目に留まりました。(株式会社バリューブックス様が古本を集荷・仕分け・査定を行い、その買い取り相当金額を寄付として、参加NPOの社会貢献活動の支援に役立てるプロジェクトのこと。)自分は本が好きで結構持っているんですが、ほとんどお金にならないのに本を売ることに多少抵抗があって、捨てるのも忍びないその本たちをTFJの活動に役に立てられるなら、うれしいなと思いました。会社内で行うことを想定した場合、従業員の皆さんは、回収ボックスが会社にあれば、不要な本を会社に持ってくるだけでいいわけですよね。会社としては、ほんがえしプロジェクトを運営しているバリューブックスさんが回収ボックスも提供してくれるので、お金をほとんど使わなくてもスタートできそうなことが分かりました。

 

◆ 不要になった本を回収してくれて、支援につながる、しかも会社も社員も負担が少ない!条件に沿った活動だったわけですね。会社の皆さんにはどのように紹介されたのですか?

山崎さん

所属している工場の総務課の方々に、まずはTFJの活動を紹介しました。そして、回収ボックスを置いて管理してもらう形で、ほんがえしプロジェクトに協力してもらえないか、提案していきました。説明の時には、費用や労力はほとんどかからないようなやり方でよいこと、スペースもそれほど必要がないという実務面と、貢献する活動が世界的に有名なTeach For Americaの活動をベースにしており、社会性が高いことを理解してもらえるようにしました。NPO法人の活動といっても千差万別なので、総務の人から工場の従業員の皆さんに説明する際に誤解が生じないようにとの配慮です。工場としても社会貢献を進めようとしている流れもあり、活動を好意的に受け止めていただき、総務課の阿部正大さんを中心に実務的な検討に入りました。

 

◆ 実際に本の回収BOXの設置や回収に至るまで、どのような工夫をしていただいたのでしょうか??

 

阿部さん

従業員の皆さんには活動内容と活動スタートの連絡をメールや掲示で連絡しました。回収BOXの設置場所は従業員全員が通る場所且つ、玄関から近い場所(本は重いので)を選び、寄付して頂いた本がどのようなルートで誰の為になるかも張り出しました。回収BOXに関しては無償でいただけたのですごく助かりました。また回収BOXの周りには現在の寄付数を表示する様にしています。

回収BOX

山崎さん

寄付数を表示するカウンターは、自分が提案しました。回収ボックスから本を回収するときに本を数えていただきそれを表示してもらう仕組みです。オリンピックまであと何日とかのカウントダウンも、何となく目がいきますよね。どのくらいこの活動が活発に動いているのかということを見える化することによって、単なる不用品回収ボックスとは違う、自分が寄贈した本が社会貢献につながっているんだ、ということ感じてほしいと思いました。


阿部さん

また、わたしからは本回収の寄付数、寄付金額を毎月弊社のマネジメントプログラムにて報告させていただくことで、他の社員の皆さんにも周知してもらっています。

 

 

 

《一人ひとりの活動は小さくとも、みんなで行えば大きな活動になる》

 

◆ 回収BOXの位置の配慮から、活動の意図の周知、そして活動の経過の周知など、様々なプロセスで、社員さんを巻き込むための工夫をしていただいたんですね。とてもありがたいです。

いよいよ、回収というところまできましたが、回収できたときはどのようなお気持ちでしたか?


阿部さん

本を寄付できる状態(回収)までたどり着いた時は、すごく達成感があったのを覚えてます。また、本の回収そのものもうれしかったですが、従業員の皆さんが協力してくれた事実がうれしかったです。

 

山崎さん

そうですね、皆さんの協力のおかげで開始から7ヶ月間で700冊を超える本を回収させていただきました。年末の大掃除、春の引っ越し時期に合わせてキャンペーンをやってみるなど、皆さんに忘れられないようなことを続けられたらうれしいですね。これからも継続的に支援していけることが何よりもうれしいです。
 また、一人一人の活動としては小さなものですが、みんなで支援していけば大きな活動になると思います。今後は自分たちの工場だけでなく、他工場、学校、図書館などでも設置してもらえないか、多方面に働きかけていければいいな、と思っています。



◆ 本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございました。TFJが様々な方々のご支援によって活動ができているということを改めて感じる機会になりました。また、山崎さんたちが開始された企業における「ほんがえしプロジェクト」が、他にもTFJへの支援を考えてくださっている方へ大変参考になるではないか、とも思いました。山崎さんたちの活動をもとに、団体からも支援の輪が広がっていくようなアイデアを出していきたいと思います。

 

末筆になりますが、山崎さんと阿部さん、またTDK株式会社浅間テクノ工場の皆様に厚く御礼申し上げます。皆様のご支援を胸に、今後の活動をよりよいものにしてまいります。

 

 

最新の記事

カテゴリー

月次アーカイブ